ビエルサ監督に学ぶ学習方法 --バルセロナ戦の振り返りも
いやーバルセロナ戦終わりましたね。
3-1で勝利ですか・・・・やりましたね。スカパーやめてコスト削減のためケーブルテレビにしたことが悔やまれます。
ボールポゼッションは35:65とグアルディオラ監督のやりたいサッカーができているとは言えないかもしれませんが、シュート数は上回っています。
相手にボールを持たせるというやり方を取ったのかもしれません。
Manchester City vs Barcelona 3-1 All Goals HD ~ Champions League 1/11/2016
昨年までと違うサッカーをして結果を出してきたチームがスパーズ戦で負け、バルセロナ戦で大敗したチームをどう立て直してきたか興味のあるところです。
さながら自信満々で望んだ模試で判定結果が悪かった後にどうお子さんの気持ちを立て直して、勉強に向かわせるかということにも通じるのではないでしょうか。
立て直しという観点からは別ですが、今回はビエルサ監督に学ぶ学習方法です。
ビエルサ監督
日本代表監督の候補にもなり、今シーズンも自分の考えとクラブの方針が合わないということでシーズン直前(就任2日目)に辞任した変わり種の監督です。
大学教授とか弁護士などが多い家系のようで、そのせいかサッカーの本質をとことん突き詰める監督です。
ビエルサは、「サッカーは125パターンに分けられる。何度探しても126パターン目が見つからない。」とも言っています。グアルディオラ監督も監督就任にあたり、わざわざアルゼンチンまでサッカー談義に行くというプロからも認められる監督です。
彼はその125パターンに分けられるというサッカーを場面場面を切り取り、トレーニングに落とし込んでいます。その分けられたパターン練習は5分で、それがうまくいっていようがいまいが終了して次の練習にうつることもあるそうです。
そして一つ一つの練習をしているときは周りで見ている人、やっている選手ですら試合の中の攻撃でどのようになって行くのかわからないケースも多いようですが、いざ試合になって見ると見事に組み上がって良いサッカーができるようです。
戦力の強いチームには強く、逆に格下には取りこぼすのが・・・・。
ビエルサ監督から何が学べるか
1.複雑な課題はそのままにせずに消化できる大きさにする
サッカーはピッチ上の22人が複雑に絡むスポーツです。ピッチ全体を見れば複雑ですが、場面場面を切り取り練習に落とし込んでいます。
勉強でも理科が苦手と言っても範囲が広すぎます。滑車が苦手なのか、滑車の中でも何が苦手なのか、模試や普段の学習ノート見て分析して狭い範囲にしてあげることで学習がしやすいはずです。
2.短い時間に集中してやる
プロの練習は長いものだと思いがちですが、メジャーリーグでもあるように練習は比較的短時間で行われるようです。受験直前は別かもしれませんが、だらだら長い時間やってもしょうがないです。
ましてやうまくいっていないものを改良もせず、そのままやってもしょうがないでしょう。
3.引き出しを多く持つ
ビエルサ監督はシーズンで同じ練習をやることは少ないようです。同じようなシチュエーションでも練習のパターンを変えるようです。
お子さんなので同じことをやっても飽きがくるもの。同じ計算練習をやるにしても、前の時間の半分でやる、また制限時間内で何問できるかやってみる、親と勝負してみる、計算問題自体をお子さん自身で作ってみる、いろいろなパターンが考えられます。
単調作業ほどバリエーションを作って工夫してみる。
以上、ビエルサ監督に学ぶ学習方法という話題でした。